2006年11月7日火曜日
Fiat Puntoを買ってみた
2001年式のFiat Puntoを買ってみた。と言っても、買ってからそろそろ3ヶ月になろうとしているが。
初めてのイタリア車となる。生涯フェラーリ以外のイタリア車に乗ることはないだろうと考えていたのだが、思いっきり大衆車を買ってしまった。(w
都会から田舎に越してきて「車が無いと生活できない」とパートナーが言うので、しばらく安い軽自動車を探していたのだが、やはり軽は車体が高くつくのと、思い入れが全くない車を買うことに若干抵抗があったのとで、たまたまネットオークションで見つけた格安のプントに手を出した次第だ。
イタリア車も初めてなら、ネットオークションで車を買うのも初めてであった。市価とは比較にならない値段で買えはしたが、引き取りの日に故障しても原則文句は言えないわけで、その辺はハイリスク・ハイリターンである。幸い、3ヶ月弱乗ったところではまだトラブルは起きていないが、今後どうなるかはわからない。
大衆車ということでたいして期待もしていなかったのだが、乗ってみるとこれがなかなか楽しい車である。1,200ccの非力なエンジンだが、ECVTとの相性がよいのか、不思議なくらいにキビキビとよく走る。
恥ずかしい話、この車に乗って「運転っていうのは元来とても楽しいことなんだ」ということを再認識させられた。もちろんLotus Elanを乗っているときはこの上なく楽しいのだが、そういった生粋のスポーツカーではなくても、何の変哲も無い車で単に移動するときでさえ、運転は楽しくあるべきなんだということに気づかされる。そういえば、免許乗りたてで暇さえあれば乗っていた初代VW Golfがそういう車だった。欧州車的な味付けがなんとなく似ているためだろうか。プントの方が遥かに官能的であるのは、イタリア車とドイツ車の違いということなのだろう。
走行距離がだいぶ伸びている個体なので、どれだけ乗れるかわからないが、しばらくは楽しめそうである。パートナーも気に入ってくれたようで、まずは一安心。